NTTデータ イントラマートは2009年6月16日,米Caucho Technologyが開発しているWebアプリケーション・サーバー(APサーバー)「Resin」の日本における独占販売権を取得したと発表した。ResinはJavaで記述されたオープンソースの大規模システム向けAPサーバーで,SalesForce.comやトロント証券取引所など36万6000サイト以上で採用されているという。

 Resinは分散セッション,分散オブジェクト・キャッシュ,リモートデプロイなど分散処理のための機能を備える。同時1万HTTPセッションを接続可能であり「SaaSやクラウド・コンピューティング用のAPサーバーに適している」(NTTデータ イントラマート)としている。

 またPHPプロセッサQuercusを搭載しており,JavaとPHPアプリケーション間の相互呼び出しが可能になっている。

 ライセンス料はサブスクリプション契約(定期使用権)形式で,1CPUあたり年間8万円から。初年度は200~300CPUの販売を見込む。またNTTデータ イントラマートではResin向けのサポート・サービスも提供する。