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フィードパスが小企業向けのSaaS版カレンダー、「グーグルカレンダーと連携も」

2009/06/16
玉置 亮太=日経コンピュータ
写真●「feedpath Calendar」の画面例
写真●「feedpath Calendar」の画面例
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 フィードパスは2009年6月16日、社員10人ほどの小企業に向けたSaaS版カレンダーサービス「feedpath Calendar」の提供を開始した。メンバー間でのスケジュール共有や設備予約に特化し、操作の容易な機能やわかりやすい構成の画面をアピールする(写真)。当初は無償で、年末には有償版も開始する。

 同社の津幡靖久 代表取締役社長 CEOは、Calendarの開発コンセプトを「スケジュール共有をシンプル、スリム、そしてスマートにすること」と説明する。小規模な企業がスケジュールを管理したり共有したりする上で、必要と思える機能だけを搭載し、「個人向けのスケジュール管理サービスのように手軽に使えて、しかもメンバー間で容易に情報を共有できることを目指した」。

 例えばシンプルさについては、「不要な画面要素を排除し、利用者が一目で認識できるよう、メニュー体系を整理した」(石原悠 事業推進本部副本部長)。スリムという観点で工夫したのは実装する画面や機能の種類である。利用者が切り替えて使うカレンダー画面(ビュー)は3種類。管理者用の主要機能も利用者管理、グループ管理、設備管理など5種類に絞り込んだ。画面切り替えなどの操作も、極力少ないマウス操作で実行できるようにしたという。

 津幡CEOは「なぜ今さらSaaSのカレンダーを出すのか、疑問があるかもしれない」とした上で、市場性についての見通しを示した。インターネット白書2008によると、グループウエアの導入率は2007年が40.4%、2008年が41.1%とほとんど変わっていない。「5000人を超えるような大企業にはもっと普及しているだろうが、小企業にはまだこれから。メールはともかく、小規模企業向けのスケジュール共有には未開拓のニーズがある」。

 同分野には無償の既存サービスが多い。グーグルが提供する「Google カレンダー」が代表例だ。フィードパスの関連会社であるサイボウズが提供する「サイボウズOffice」も、機能面で競合する。フィードパスはサイボウズOfficeのSaaS版も提供している。

 「一昔前にサイボウズが作った市場、今はグーグルなどが開拓している市場を狙いたい」。津幡CEOはこう述べて、10人程度の小規模企業に特化する方針を強調した。「これらのサービスと競合するのは事実だが、共存もできると考えている」。例えば個人のスケジュール管理はグーグル、設備予約とスケジュール共有をフィードパスと使い分けて、両者の情報を連携させることを想定する。そのためにフィードパスは、機能拡張や機能連携用のAPIも公開する。

 有償版の開始予定は10〜12月の予定。2009年内に3万人の利用者獲得を目指す。

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