韓国Samsung Electronicsは米国時間2009年6月15日,ハイエンドのタッチスクリーン式新携帯端末「Samsung Jet」とWindows Mobile搭載スマートフォン「Omnia」シリーズの新モデルを発表した。

 Jetは,スマートフォンの機能と携帯電話の使いやすいユーザー・インタフェース(UI)を備え,同社は「スマートフォンよりも高性能」と説明している。

 動作周波数800MHzのプロセサと3.1型WVGAのアクティブ・マトリックス型有機ELディスプレイを搭載し,米MicrosoftのExchange Serverとデータを同期させる「Exchange ActiveSync」やマルチタスク・マネージャといった機能を備える。EDGE/GPRSとHSDPA方式,Bluetooth 2.1,Wi-Fi接続に対応し,モーションUIを備えた同社のタッチスクリーン用UIの最新版「TouchWiz 2.0」を採用する。

 このほかにも,顔認識機能を持つ500万画素のカメラや自社製のWebブラウザ「Dolfin」を搭載する。内蔵メモリーは2Gバイト/8Gバイトで,microSDスロットを備える。本体サイズは,108.8×53.5×11.9ミリ。

 Omniaシリーズのスマートフォンでは,3.7型AMOLEDディスプレイ搭載の「Omnia II(I8000)」,タッチスクリーンとQWERTYキーパッドを備えるOmniaPROシリーズの「OmniaPRO B7610」「同7320」,マルチメディア対応のオールインワン型「OmniaLITE(B7300)」を発表した。これらのモデルは,次期OS「Windows Mobile 6.5」へのアップデートに対応する。

発表資料(1)
発表資料(2)