飯田ケーブルテレビ(本社:長野県飯田市,代表取締役社長:塩澤昭氏)は,デジタル・コミュニティ・チャンネル(自主放送)の送出用サーバーとして「OMNEON MediaDeck/VATIC APCサーバーシステム」を採用する。受注元であるテクノロジーネットワークス(本社:東京都港区、代表取締役社長:山口舜三氏)が2009年6月15日に発表した。

 テクノロジーネットワークスでは2008年から放送業界で多くの納入実績を持つオムネオンビデオネットワークスの国内販売代理店として,全国のケーブルテレビ事業者向けに同社製品の販売を行ってきた。今回,ジュピターテレコム(J:COM)グループ局を除いては初めての受注という。

 飯田ケーブルテレビへの導入が決定した「OMNEON MediaDeckサーバーシステム」は、2U(1Uは1.75インチ)のサイズで,映像送出用の全ての機能を集積した。放送素材は本体に搭載する500GバイトのHDD8台(RAID3構成)の上に,HDTVの映像素材(MPEG-2で圧縮した30Mb/sのデータ)で約200時間まで蓄積できる。自動番組送出装置(APC:プログラムされた時間にサーバーやスイッチャーを制御して番組送出を行う装置)にはビデオ・テックの「VATIC」を採用した。

 飯田ケーブルテレビでは,ちょうど2009年10月に既存サーバー・システムの更新を予定しており,HDTV化に合わせた機器選定を行っていたという。

[発表資料へ]