英Songkickは英国時間2009年6月9日,同社が運営するコンサート情報サイト「Songkick」において,SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)機能を備えたコンサート・データベースを公開した。ユーザーは自分が観たコンサートに印を付けて,独自のコンサート履歴を作成できるほか,関連する写真や動画,セットリスト(演奏曲目)などを共有することもできる。

 データベースには,公開時点で,100万のコンサート情報と数千のアーティストのツアー記録が含まれているという。Bob Dylan氏が1960年5月にKaren Wallace氏の自宅で行ったコンサートから,Michael Jackson氏が2010年にロンドンで予定しているツアーの日程までを網羅している。

 Songkickは,大手チケット販売サイトの「Ticketmaster」や「Tickets.com」,ローカル情報サイトの「The Village Voice」など世界の29サイトから,Webインデックス技術を用いて自動的に情報を収集し,コンサート情報を毎日更新する。ユーザーがSongkickに情報を追加することも可能だ。

 Songkickの共同創業者兼CEOのIan Hogarth氏は,米メディア(CNET News)のインタビューの中で,Songkickを1カ所でアーティストの全歴史を閲覧できる音楽版「IMDB(Internet Movie Database)」のようなデータベースにしたいと述べている。

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