米Diggは米国時間2009年6月4日,新たな広告プラットフォーム「Digg Ads」を発表した。同社が運営するソーシャル・ニュース・サイト「Digg」の投票システムを利用し,ユーザー投票によって表示位置と広告料金を決める仕組み。
広告と分かるように「Sponsored」と明示するが,サイトのほかのコンテンツと似たようなルック&フィールで表示する。ユーザーが「digg it」ボタンをクリックして,高評価を得た広告コンテンツを頻繁に表示する。投票数が多いほどクリック単価が安くなり,少ないほどクリック単価が高くなるため,ユーザーの受けが悪い広告は自然淘汰される。
今後数カ月かけてDigg Adsを試験的に提供し,ユーザーと広告主からのフィードバックを得ながら,機能の最適化を行う。
Digg最高戦略責任者のMike Maser氏は,「Digg Adsの主な目的は2つある。1つは,広告主がより効果的に消費者にリーチできるようにすること。もう1つは,より関連性の高い広告をDiggコミュニティに動的に提供すること」と説明している。