IDCジャパンは2009年6月4日、国内の情報セキュリティ市場予測を発表した。08年の情報セキュリティ関連商品の売上高は8199億円と推定する。内訳はサービスが前年比16.6%増の5882億円、ソフトが同5.5%増の1911億円、アプライアンスが同2.4%の406億円。アウトソーシング需要の高まりでサービスが高い伸びを示した。

 09年以降もサービスの好調は続く見込み。08年から13年までの年間平均の成長率はサービスが10.3%、ソフトが4.3%、アプライアンスが5.8%と予想する。ソフトの成長率がやや低いのは、サービスやアプライアンスに需要が流れると見るためだ。メールセキュリティなどの新規導入ではソフトよりサービスやアプライアンスが選ばれる傾向があるという。