米Microsoftは米国時間2009年6月2日,現在同社ハードウエア部門が市場投入しているマウス,キーボード,ウェブカム,ゲーム用デバイス,ノート・パソコン向けアクセサリなどの周辺機器を,次期OS「Windows 7」の新機能に完全対応させると発表した。Windows 7は10月22日に一般向け発売を開始する予定。

 Windows 7での動作をテスト済みの製品には,Windows 7のロゴを貼付する。すでに使用しているマウス,キーボード,コントローラ,ウェブカムなどにはWindows 7用ドライバを提供する。現在,Windows 7リリース候補版(RC)を使用しているユーザー向けに,ドライバのベータ版をWebサイトで公開している。

 Windows 7では,頻繁に使うプログラムやドキュメントに素速くアクセスするための「Taskbar Favorites」をはじめ,携帯電話,カメラ,プリンタ,携帯型メディア・プレーヤや周辺機器を管理する「Device Stage」,アプリケーションを手軽に切り替えられる「Windows Flip」などの機能を提供する。また,映像編集ソフト「Windows Live Movie Maker」や画像管理ソフト「Windows Live Photo Gallery」なども備える。

 これら機能をサポートするキーボードではすぐによく使うドキュメントを開いたり,ウェブカムで撮影した映像を手軽にソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)サイトにアップロードしたりできるという。ドライバの正式版は,マウスとキーボード向けを6月26日,ウェブカム向けを7月31日にリリースする。

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