図●トンネル方式に関するUNI仕様書の表紙
図●トンネル方式に関するUNI仕様書の表紙
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 NTT東日本とNTT西日本は2009年6月2日,NGN(次世代ネットワーク)でのIPv6インターネット接続方式に関する技術資料を公開した(関連記事)。「次世代ネットワークにおけるIPv6 ISP接続サービスの技術的条件等」という見出しで,5種類の文書からなる()。そのうちの3種類は「トンネル方式」に関する文書,2種類は「ネイティブ方式」に関する文書である。

 トンネル方式は,「案2」と呼ばれていた方式で,ユーザー宅のホーム・ゲートウエイ(HGW)とNGNの網終端装置の間にトンネルを構築し,ユーザーのIPv6パケットを転送する。今回,トンネル方式について,「サービス仕様書」,「NNI仕様書」,「UNI仕様書」の3文書が公開された。

 ネイティブ方式は,「案4」と呼ばれていた方式で,最大3社の「接続事業者」だけがNGNと直接接続し,他のISPはそれらの接続事業者のローミング・サービスを利用する形態をとる。ネイティブ方式については,「サービス仕様書」と「NNI仕様書」の2文書が公開された。

 なお,それぞれの文書には「今後の検討状況により修正の可能性があります」という説明がつけられている。

[NTT東日本の資料公開ページ]

[NTT西日本の資料公開ページ]