米Motorolaは米国時間2009年6月2日,家電に組み込み可能な無線ブロードバンド・モジュールの3製品「Motorola WTM1100」「同HTM1000」「同LTM1000」を販売する計画を発表した。メーカーは,このモジュールをネットブックや携帯型ゲーム機のほか,ネットワーク対応家電などに組み込むことで,製品をモバイル・ブロードバンド接続に対応させることができる。

 WTM1100は,IEEE 802.16e Wave 2に準拠するシングルバンドのハーフ・サイズMini PCIe無線ネットワーク・アダプタ。2.5GHz帯または3.5GHz帯のWiMAX接続をサポートする。WWANアダプタのHTM1000は,3G/2GのHSPA,EDGE,GPRS接続に対応。シングルモード・カードのLTM1000は,携帯電話の次世代通信規格であるLTEに準拠し,下りで最大100Mビット/秒,上りで50Mビット/秒のデータ通信速度に対応する。

 WTM1100とHTM1000は,2009年第3四半期に発売され,LTM1000は同年第4四半期にサンプル出荷が開始される。

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