米ThinkFreeは米国時間2009年5月29日,米Googleの携帯電話機向けソフトウエア基盤「Android」用のオフィス・スイート製品「ThinkFree Mobile for Android」を発表した。Microsoft Office 97/2000/XP/2003/2007のファイルをスマートフォンで閲覧したり編集したりできる。

 まず閲覧機能のみの製品を7月に発売し,編集機能の搭載は2009年第4四半期となる予定。動作環境はAndroid OS 1.5以降である。

 ワープロの「Write」,表計算ソフトの「Calc」,プレゼンテーション・ソフトの「Show」という3種類のアプリケーションを搭載し,それぞれのアプリはMicrosoft Word/Excel/PowerPointとファイル互換である。同社の無料オンライン・オフィス・アプリケーション「ThinkFree Online」との連携も可能である。

 各アプリに内蔵されている「ファイル・マネージャ」機能により,拡張カードやオンライン・ストレージに加え,Googleのオンライン・オフィス・アプリケーション「Google Docs」に保存したファイルも参照できる。

 Androidのネットブック版の登場に合わせ,ネットブックに最適化したバージョンを投入する予定もあるという。同社は2008年に,米Intel製プロセサ「Atom」搭載のネットブック向けオフィス製品を発売した実績がある(関連記事:Atom搭載ネットブックに特化したオフィス・スイート「ThinkFree Netbook Edition」)。

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