コムシス情報システム、SAPジャパン、NTTドコモは2009年5月29日、スマートフォンからSAP ERPを利用できる「モバイルSE支援システム」を開発したと発表した。スマートフォンからシンクライアント・システムを遠隔操作してSAP ERPの機能を利用する。6月1日からコムシス情報システムの社内システムとして運用を開始する。

 今回採用したシンクライアント・システムはNECの「VirtualPCCenter」。仮想デスクトップ型のシステムである。スマートフォンをシンクライアント端末として使い、サーバー上で動作する各ユーザーの仮想デスクトップ(仮想PC)を操作できる。この機能を使って、SAP ERPの営業・施工・発注といった各種業務システムやメール、情報共有システムなどを利用する。

 今後、コムシス情報システムなど3社は同種システムの導入サービスの展開を検討する。