新OS「Palm webOS」を搭載する携帯電話機「Palm Pre」
新OS「Palm webOS」を搭載する携帯電話機「Palm Pre」
[画像のクリックで拡大表示]

 米Palmは米国時間2009年5月28日,モバイル機器向けの新OS「Palm webOS」を搭載する携帯電話機「Palm Pre」の発売を翌月に控え,メディアの同期機能や検索機能など,webOSの新しい機能について発表した。

 webOSは,CSSやXHTML,JavaScriptといったWeb技術に対応するモバイル・プラットフォーム。Webと連動するアプリケーションを利用できる。米国では,米Sprint Nextelが同基盤を搭載するPalm Preを6月6日に発売する。

 Palmは,webOSの新機能として米Appleのデジタル・コンテンツ管理ソフト「iTunes」とシームレスに同期できる「Palm Media Sync」を発表した。Palm PreをパソコンまたはMacintoshとUSBケーブルで接続することで,デジタル著作権管理(DRM)フリーの楽曲や写真,ビデオを転送できる。

 検索機能では,ユニバーサル検索の対象としてミニブログ・サービス「Twitter」を追加した。入力キーワードに合致する情報がコンタクト・リストやアプリケーションで見つからなかった場合,Google,Google Maps,Wikipedia,そしてTwitterで検索される。この検索機能は,Twitterのアカウントを持っていないユーザーも利用できる。

 このほか同社は,webOS向けに開発されたアプリケーションをまとめた「App Catalog」のベータ版を発表した。このカタログは,Palm Pre発売時に利用可能となる予定。

 SprintによるPalm Preの販売価格は,2年契約をして100ドルのメール・イン・リベートを利用した場合で199.99ドルとなっている。

発表資料へ