写真1 リニューアルしたショールーム「NOTE」
写真1 リニューアルしたショールーム「NOTE」
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写真2 ホーム・ゲートウエイを使ってデジタルカメラの写真を無線LAN経由で映す「ホームICT」のデモ
写真2 ホーム・ゲートウエイを使ってデジタルカメラの写真を無線LAN経由で映す「ホームICT」のデモ
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写真3 「何でもインタフェース」と呼ぶヘッド・マウント・ディスプレイを使った「行動支援」のデモ
写真3 「何でもインタフェース」と呼ぶヘッド・マウント・ディスプレイを使った「行動支援」のデモ
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 NTT(持ち株会社)は5月28日,NTTグループの研究開発成果や,グループ企業やパートナーが提供している最新のサービスを展示するショールーム「NOTE」(東京・大手町)をリニューアルしたと発表した(写真1)。グループ各社の研究開発部門が実証実験中の高精細映像通信サービスや通信端末を,手に取って体感できる。

 今回のリニューアルでは,「ホームICT」や「行動支援」などの展示を新たに追加展示した。ホームICTは,開発中のホーム・ゲートウエイ装置を使って,デジタルカメラで撮影した写真をテレビ画面上に映したり,NGN経由で送られる地震速報サービスに反応して,ガスの元栓を閉めたりするデモンストレーションを展示している(写真2)。行動支援では,ユーザー個別の携帯電話に配信したリコメンド情報を,ヘッドマウントディスプレイ装置を使ってより大きな画面に投影する,といったインタフェース拡張の例を示している(写真3)。

 NOTEは,もともとNGN(次世代ネットワーク)の商用化を前に,NGNの技術検証スペースとして2006年12月に開設した。2008年4月からは,NTTグループ全体の研究成果を公開するショールームとして運用している。今回のリニューアルでは,2008年6月に公表したグループの「新中期経営戦略」で示した目標に展示内容を沿わせた。具体的には,2012年の実現を目標とする,NGNと次世代移動通信サービスのLTE(long term evolution)との連携や,ICTを活用した低炭素化社会の実現といったテーマを取り上げた。

 NOTEの見学には事前予約が必要。見学希望者はNOTEの[ホームページ]から見学希望日時や氏名を登録する。開館時間は平日10時から18時。土日・祝日は閉館である。

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