米グーグルは2009年5月27日(米国時間),Android用アプリケーションの賞金付き開発コンテストの第2弾「Android Developer Challenge 2」(ADC2)を開始すると発表した。8月にアプリケーションの応募を受け付け,10月中旬に第1ラウンドの結果発表,11月中旬に優勝者が決まるという。

 今回のコンテストは,10個のカテゴリに分けて競う形を採る。具体的には,(1)教育/リファレンス,(2)ゲーム:カジュアル/パズル,(3)ゲーム:アーケード/アクション,(4)ソーシャル・ネットワーキング,(5)ライフスタイル,(6)生産性向上/ツール,(7)メディア,(8)エンターテイメント,(9)旅行,(10)その他――のカテゴリである。

 賞金は,各カテゴリごとに第1位が10万ドル,第2位が5万ドル,第3位が2万5000ドル。また,全カテゴリを合わせた総合順位も競い,上位入賞者はカテゴリごとの賞金に加えて,第1位が15万ドル,第2位が5万ドル,第3位が2万5000ドルを獲得できる。

 前回のコンテストと異なるのは,アプリケーションの評価や点数付けは一般の人が実施すること。まず,第1ラウンドでAndroidアプリのポータルサイト「Android Market」で応募アプリを公開し,ユーザーが実際のAndroid端末にダウンロードして使ってみて評価する。その評価で各カテゴリのトップ20が第1ラウンドを突破して,第2ラウンドに進む。第2ラウンドでも同様の審査を行うが,一般の評価にグーグルが選んだ選考チームの評点が55%分加味される。

 なお,今回のコンテストに応募できるのは,まだどこにも公開していないアプリケーションのみ。前回のコンテストに応募したアプリケーションも対象外になる。

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