NTTドコモは2009年5月27日,健康をサポートするプラットフォーム・サービス「ウェルネスサポート」を同年6月1日より開始すると発表した。パートナーとしては,旭化成ライフサポート,NTTレゾナント,オムロンヘルスケア,コナミスポーツ&ライフなど10社が決まっており,2009年6月以降順次サービスを開始する。

 このサービスは,体重計や対組成計,血圧計などの測定器具や携帯電話内蔵の歩数計などのデータをNTTドコモが運営するサーバーに収集するというもの。サービスの利用を契約したパートナー各社から,ユーザーに対して健康関連のサービスを提供する。健康増進サービスや生活習慣病の改善指導,食事指導などのサービスを提供できるという。

 測定器具から携帯電話へのデータの送信には当面,赤外線通信を使う。対応の測定器具はオムロンヘルスケアおよびタニタが提供している。また,2009年秋には,測定器具に接続可能なFeliCaリーダ/ライタの販売が開始される予定。これを使うことで,FeliCa経由でのデータのやり取りが可能になる。将来的には,Bluetoothを使ったデータ交換もできるようにする。

 ユーザーの利用料金は,ウェルネスサポートを利用するパートナーごとに決める。パートナーはNTTドコモに対して,初期費用23万1000円と,月額費用として1ID当たりの料金を支払う。月額費用はID数によって異なり,4000IDの場合は月額105円である。