ヤフーは2009年5月26日に、アクセス解析ツールの「Yahoo!アクセス解析」(ベータ版)を一般公開した。企業も無料で利用できる。同ツールはリアルタイムでアクセス解析データを閲覧できる特徴を持つ。

 Yahoo!アクセス解析を利用する場合、まず利用登録画面からプロジェクト名や解析したいサイトのURLを登録する。ツールを導入するためのHTMLタグが発行されるので、解析したいページすべてに張り付ると解析が始まる。入力した情報を暗号化して送信するSSLページに導入する場合には、同時に発行されるSSL専用のタグを張り付ける。

 同ツールでは「10秒から遅くても1分以内にはデータが反映される」(ヤフー)という。ページビュー(PV)数、ユニークユーザー(UU)数などに加え、サイトの訪問者があるページから次にどのページに遷移したかのアクセスランキングをツリー状の図で表示する「経路分析」機能を持つ。PV数などによる利用制限は無く、サービスの利用には「Yahoo! JAPAN ID」が必要になる。

 今後、コンバージョンの測定機能を今夏をめどに追加する予定。同ツールは一般公開に先駆けて3月10日から、ホスティングサービス「Yahoo!ジオシティーズ」の有料会員向けに提供していた。利用登録数は約1000件という。

■関連情報
・Yahoo!アクセス解析(ベータ版)のWebサイト http://analytics.yahoo.co.jp/