三菱総合研究所(MRI)、三菱総研DCS、三菱電機インフォメーションシステムズ(MDIS)の3社は2009年5月27日、グローバル企業のERP(統合基幹業務システム)ソフト導入を支援するコンサルティング会社を合弁で設立すると発表した。ビジネスモデルの策定から実際のシステム導入までを一貫して支援できる体制を築き、事業を拡大する。2012年9月期に30億円の売り上げを目指す。

 新会社「MRIバリューコンサルティング」を設立し、6月から事業を始める。MRIのシンクタンクとしてのコンサルティング能力と、DCSのシステム提供・運用能力、MDISのERPシステム構築力を持ち寄る。まずは10人体制でスタートする。SAP製品を中心に、幅広く顧客のERP導入を支援する。

 グローバル企業に対して、グループ全体最適を意識したシステムを提案する。ERP導入に先立つ業務改革も手掛ける。

 新会社の資本金は1億5000万円。MRIが36%、MDISが34%、DCSが30%出資する。新会社はMRIの連結子会社になる。