ミニブログ・サービス「Twitter」を運営する米Twitterがテレビ番組制作に乗り出すと米メディア各社が報じていることについて,Twitterの共同創業者Biz Stone氏は米国時間2009年5月26日,うわさを否定するコメントを公式ブログに投稿した。

 Stone氏は「ここではっきりさせておくと,当社はテレビ番組を作る予定はない。映画業界の一部の面々はTwitterを利用した何かを作ろうとしているようだ。昨日からの騒がしい報道から,彼らがたいへん熱心なのが分かる。当社が協力することはほとんどないが,彼らの成功を祈っている」と記述している。

 英Reed Elsevier傘下のReed Business Informationが発行する「Variety」のオンライン版は5月25日,Twitterが米Brillstein Entertainmentおよび米Reveilleと手を組んで,テレビ番組を制作するとの記事を掲載した。番組の内容は,セレブを追いかける一般の人々を斬新な構成で描くものだという。

 Stone氏は,Twitterがテレビ番組を制作することは否定しているが,5月25日の公式ブログへの投稿で,ReveilleおよびBrillsteinのプロデューサーと「取るに足らない,非排他的な合意」を結んでいることを明かしている。「Twitterはとてもオープンだ。そのオープン性は,Webや携帯電話にとどまらない。テレビを変える力を持っているかもしれない」(同氏)。

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