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CentOSのライブ版がリリース,レスキュ関連アプリケーションを搭載

2009/05/27
ライター 福田 和宏
写真1●メディアから起動できる「CentOS 5.3 Live CD」のデスクトップ画面
写真1●メディアから起動できる「CentOS 5.3 Live CD」のデスクトップ画面
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 CentOS開発チームは2009年5月27日にメディアから起動できるLinuxディストリビューションの「CentOS 5.3 Live CD」をリリースした(写真1)。CentOSはエンタープライズ向けのRed Hat Enterprise Linux(RHEL)を元に作成されたディストリビューションで,ベースはRHELと同等の機能を備えているのが特徴である。また,無償で提供されているため,手軽にエンタープライズ向けのサーバーを設置できると定評がある。

 今回リリースされたCentOS 5.3 LiveCDは,CentOS 5.3をマシンにインストールしなくとも,CDやUSBなどといったメディアから起動することが可能である。そのため,CentOSを試してみたいなどの用途に利用できる。

 CentOS 5.3 LiveCDには,表1ようなアプリケーションが搭載しており,デスクトップ環境が起動後にWebページの閲覧などといった操作が行える。

表1●CentOS 5.3 LiveCDに搭載する主なクライアント・アプリケーション
用途アプリケーション名
オフィス・スイートOpenOffice.org 2.3.0
WebブラウザFirefox 3.0.6
メール・クライアントThunderbird 2.0.0.18
インスタント・メッセンジャPidgin 2.5.5
IRCクライアントXChat 2.6.6
フォトレタッチGIMP 2.2.13

 また,NmapやLVM管理コマンド,RAID管理コマンド,ログ・ビューアなどといったレスキュ用途で利用できるアプリケーションも搭載されている。これらのアプリケーションを利用すれば,突然RAID構成にしていたディスクが1台故障してしまったとしても,ライブCDで起動した後にRAIDコマンドを利用してハードディスクの交換がおこなえるなどできる。

 ただし,メディアの容量の関係からCentOS 5.3 LiveCDからは,Emacs,k3b,scribusが非採用となった。もし,これらアプリケーションを利用したい場合は,別途インストール作業が必要となる。

 また,日本語環境に関するパッケージが搭載されていないため,ライブCDで起動したとしても,日本語が文字化けして表示されたり,ひらがなや漢字などの入力は行えない。ただし,日本語パッケージをインストールすれば,表示や入力が可能となる。

 CentOS 5.3 Live CDのISOイメージ・ファイルはCentOSの各ミラー・サーバーから入手可能だ。

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