マイクロソフトは2009年5月27日,Windows VistaとWindows Server 2008に対応するService Pack 2(SP2)の日本語版の提供を開始した。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。

 SP2を導入すると,Windows Vista SP1/Server 2008の各製品出荷後に提供された更新プログラムと拡張機能を一括で適用できる。このほかブルーレイ・ディスクにデータを書き込む機能が追加される。ワイヤレス技術の最新仕様である「Bluetooth v2.1」および「Windows Connect Now Wi-Fi Configuration」も利用できるようになる。

 さらに,SP2は検索技術「Windows Search 4.0」対応する。Windows Search 4.0は,現在Office Outlook 2007などに実装されている検索機能。SP2適用後はOSの検索機能としてコンピュータ上に保存されたドキュメント,電子メール,音楽ファイル,写真などの検索やプレビューに利用できるようになる。

 エンタープライズ向けの拡張機能としては,Windows Server 2008に仮想化環境「Hyper-V」の正式版が追加される。実行可能なインスタンス数は,Server 2008のStandardエディションで1インスタンス,Enterpriseエディションでは4インスタンス,Datacenterエディションでは無制限となる。

 Windows Vista SP2を適用するには,事前にWindows Vista SP1が適用されている必要がある。Webサイトで提供するほかDVD-ROMでも提供する。DVD-ROMのオーダー受付開始は6月5日で価格は1050円。