システム開発会社のエクサは2009年5月26日、中堅企業向けに日本オラクルのERP(統合基幹業務システム)とBI(ビジネスインテリジェンス)ソフトを、ハードや導入支援サービスと組み合わせて提供するサービスを始めると発表した。導入期間が約10カ月と、短期導入を売りとする。

 サービスの名称は「QSSERIES ベーシックパック」。日本オラクルのERPソフト「E-Business Suite(EBS)」と、BIソフト「Business Intelligence Standard Edition One」を、ハード、ハード保守、初年度ライセンス保守、導入支援サービスなどと組み合わせて提供する。エクサは以前からEBSの導入支援サービス「QSSERIES」を提供している。

 今回、人事・給与向けの「QSHRMSベーシックパック」と、財務会計向けの「QSFINベーシックパック」の2つを発表した。QSHRMSベーシックパックの価格は従業員2000人、システムに直接アクセスする人事部員が10人の場合で1億5000万円、導入期間は11カ月。QSFINベーシックパックは同じく従業員が2000人、システムに直接アクセスする経理部員が10人、閲覧のみの従業員が15人の場合で1億2000万円、導入期間は9カ月。

 エクサは今後2年間で人事・給与、財務会計の分野で合計14セットの販売を目標として掲げる。今年夏にはQSSERIES ベーシックパックに人事・給与と財務会計を組み合わせた「QSFIN+QSHRMSベーシックパック」などを発表する予定だ。