Launch Padで優勝し、ブライトリング・ジャパンから高級時計を贈られたモーションポートレート代表取締役社長の藤田純一氏
Launch Padで優勝し、ブライトリング・ジャパンから高級時計を贈られたモーションポートレート代表取締役社長の藤田純一氏
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 国内外のITベンチャー企業が集うイベント「Infinity Ventures Summit 2009 Spring」では恒例となっている「Launch Pad」。10社を超える企業がおのおのの新サービスを制限時間6分内で次々とプレゼンしていくイベントだ。

 今回は計12社が参加。出場したのはCerevo、ランゲート、KLab、spice life、メタキャスト、サイジニア、パンカク、Cmune、モーションポートレート、サイバーエージェント、ユビキタスエンターテインメント、フィルモア・アドバイザリー。10人の審査委員による評価によって優勝者を決定した。

 優勝したのはモーションポートレート。1枚の画像を基に、顔の特徴点を自動的に認識して3次元のCGを作る技術。昨年は海外で5件、日本国内で10件のキャンペーンに同技術が採用された。プレゼンでは一例としてドイツ企業のキャンペーンで採用された事例を紹介し、自分の顔写真データを基にバンドの映像内に登場できる映像を披露した。「画像認識から3次元CGの生成まで約3秒」(モーションポートレート代表取締役社長の藤田純一氏)という高速性にも注目が集まった。

 2位はフィルモア・アドバイザリーが披露したグラフ作成共有サイト「Vizoo」とサイジニアが披露したリコメンドエンジン「デクワス」が同着。

 Vizooはさまざまな種類のグラフを簡単に作成できるサイトで、あらかじめ用意されたIR情報、財務、株価などのデータを選択することで企業間の比較グラフなどを作成できる。自分の作成したグラフは保存しておけるほか、ブログなどに張り付けられる。

 一方、デクワスはユーザーの行動履歴を基に最適な情報を表示するリコメンドエンジン。プレゼンではAmazon.co.jpのリコメンドエンジンと比べた場合の高い精度を証明し、大きな喝采を集めた。