2009年5月22日,IPv6インターネット接続サービスに必要な家庭用ルーターの機能をまとめた「IPv6家庭用ルータガイドライン」が公開された。IPv6普及・高度化推進協議会のIPv4/IPv6共存ワーキンググループ(WG)配下に設けられたIPv6家庭用ルータサブワーキンググループ(SWG)が取りまとめたもの。インターネット接続事業者(ISP)がIPv6接続サービスを提供する際に必要となる家庭用ルーターの最小限の共通機能を解説している。
今回公開されたガイドラインは正式な第1版ではなく,パブリック・コメントを募集するための「第0.9版」。「このガイドラインはIPv6協議会の会員以外の人にも広く議論に参加してもらって作ったが,さらに多くの意見を取り入れる必要があると判断した」(SWG Chair,インテック・ネットコアの北口 善明氏)。
コメントの応募期限は6月3日。それまでに寄せられた意見を反映した第1版は,6月8日から開催される「Interop Tokyo 2009」の前に公開する予定だという。ただし,応募期限から公開までの期間が短いため,寄せられた意見をすべて第1版に反映するのは難しいという。内容に反映できなかった意見については,第2版への課題という形で記載する予定としている。
[発表資料へ]