楽天は5月21日、「楽天会員」の属性や商品購入履歴といった情報を集めたデータベース「楽天スーパーDB」にもとづく新たなターゲティング広告の配信を開始した。会員の特性や潜在的ニーズに合った広告を、同社のポータルサイト「インフォシーク」に掲載できるとしている。

 広告の名称は「楽天スーパーDBターゲティング広告」。2007年12月より提供してきた行動ターゲティング広告「楽天行動ターゲティング」を刷新した(関連記事)。5300万人以上(2009年3月末時点)いる楽天会員に関する情報で構成したデータベースを参照し、会員の興味/関心に合わせた広告を配信する。複数の情報を組み合わせてターゲティングすると、マッチング精度がさらに高くなるという。

 データベースには、会員の属性やECサイト「楽天市場」における購入履歴、楽天グループの各種サービスの利用履歴、楽天会員としてのランク、「楽天スーパーポイント」の利用状況といった情報を登録している。これまでターゲティング用カテゴリは「年齢」「性別」「地域」「商品閲覧履歴」の4種類だったが、新広告では「商品購入履歴」「ライフステージ」「年収」「未既婚」「住居形態」「保有携帯キャリア」などのカテゴリも利用可能にした。

■関連情報
・楽天のWebサイト http://www.rakuten.co.jp/