大塚商会とEMCジャパンは2009年5月21日、共同開発したファイルサーバー製品を発表した。データ保存量は3Tバイトと大容量ながら、設定サービス込みで398万円(税別)と低価格な点が特徴だ。大塚商会が提供する従来製品では、同程度の構成で1000万円以上した。約6割のコスト低減となる。初年度で100セットの販売を目指す。

 5月22日から新製品の「TWIN NAS 3TBパック」を大塚商会を通じて販売する。新製品はEMCの中小企業向けストレージ装置「Celerra NX4」をベースにしている。合計12Tバイト分のハードディスクドライブ(HDD)を搭載し、RAID6とRAID5を組み合わせてデータを保護する。加えてサーバーを二重化している。

 利用には大塚商会が提供する保守サービス「たよれーる」の契約が必須。こちらの料金は月額4万8000円となる。