紳士服専門店を展開するはるやま商事は2009年5月20日、グループ3社を含めた基幹システムを刷新すると発表した。ワークスアプリケーションズのパッケージソフトを使って、グループの基幹業務システムを一本化する。年間10億円のコスト削減効果を見込む。10年4月の全面稼働を目指す。10年3月期に7億円から11億円を投資する。

 人事システム、会計システム、販売情報システムなどを刷新する。ワークスの「COMPANY 人事・給与」、「同 Financial Management」「同サプライチェーン・マネジメント販売」など10製品を使って構築する。シリーズ製品の導入でシステム基盤を統一する。グループとして経営情報をきちんと把握する基盤を作る。

 新システムの稼働により、年10億円のコスト削減効果を見込む。煩雑だった決算業務にかかっている人件費、在庫管理費用、販売管理費やシステムのメンテナンス・保守費用の削減などである。在庫回転率は30%向上を期待する。

 経営判断に沿って柔軟にシステムを変更するため、パッケージ製品を選んだ。これまでは基幹システムは独自に開発してきたが、方針を変更した。変更が容易なことと、700社以上への導入ノウハウを評価してワークス製品を採用したという。