写真1●ソーラー充電端末をアピールする孫正義社長
写真1●ソーラー充電端末をアピールする孫正義社長
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写真2●1000万画素のCCDカメラを搭載した「AQUOS SHOT SoftBank 933SH」(シャープ製)
写真2●1000万画素のCCDカメラを搭載した「AQUOS SHOT SoftBank 933SH」(シャープ製)
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写真3●太陽光でも充電できる「SOLAR HYBRID SoftBank 936SH」(シャープ製)
写真3●太陽光でも充電できる「SOLAR HYBRID SoftBank 936SH」(シャープ製)
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 ソフトバンクモバイルは2009年5月19日,携帯電話の夏モデル端末を発表した。モデル数は「ソフトバンク史上最多」(孫正義社長,写真1)となる19機種61色。携帯電話端末16機種,ネットブック1機種,デジタル・フォトフレーム2機種を市場に投入する。5月下旬より,順次発売する。今回はスマートフォン端末の発表はなかった。

 孫社長が目玉機種と位置づけるのは,1000万画素のCCDカメラを搭載した「AQUOS SHOT SoftBank 933SH」(写真2)と,3インチ型の液晶サブ・ディスプレイを備えた「mirumo SoftBank 934SH」,そして,太陽光でも充電できる「SOLAR HYBRID SoftBank 936SH」(写真3)の3モデル(すべてシャープ製)。このほか無線LAN搭載モデルやシニア向け携帯,さらにはジョルジオ・アルマーニとのコラボレーション・モデルなど,多彩な機種を用意した。

 目玉機種の1つ,AQUOS SHOT SoftBank 933SH(写真2)は,「デジタル・カメラに劣らない高性能カメラを搭載したデジカメ・ケータイ」(孫社長)。動く被写体にフォーカスを合わせるチェイス・フォーカス機能により,走り回るペットをきれいに撮影できる。カメラを被写体に向けるだけで最適な撮影モードを自動設定する「シーン自動認識」機能や,最大5人まで顔を検出する人物優先オートフォーカス機能も備える。

 mirumo SoftBank 934SHは折りたたみタイプの本体表面に3.0インチ型の液晶サブ・ディスプレイを採用した防水ケータイ。「消費電力は従来の有機ELサブ・ディスプレイの500分の1」という低消費電力を実現し,サブ・ディスプレイの常時表示を可能にした。サブ・ディスプレイの表示メニューは,紫外線の強さを確認する「UVチェック」や鏡になる「エチケット・ミラー」など女性を意識した内容。カメラ機能も充実しており,CCD800万画素カメラと,チェイス・フォーカスなどAQUOS SHOT相当の機能を搭載する。

 発表会会場で特に反響が大きかったのは,太陽光で充電できるSOLAR HYBRID SoftBank 936SH(写真3)だ。折りたたみタイプの本体表面に太陽電池パネルを搭載し,約10分間のソーラー充電で通話1分間程度,待ち受けの場合は2時間程度の利用が可能だという。防水性もあり,孫社長は「電源が無いレジャーでの利用に最適」とアピールした。

 合わせて発表された「ケータイ無線LAN」は,自宅の無線LANや公衆無線LANサービスを利用できるサービス。下り最大54Mbpsのパケット通信が可能になる。同サービスを申し込むと,ソフトバンクテレコムの公衆無線LANサービス「BBモバイルポイント」を無料で利用できる。月額利用料は1029円。提供開始は8月下旬以降を予定する。同サービスに対応した無線LAN搭載モデルとして,今回「931N」(NEC製)を発表した。