インターネット広告の標準策定団体Interactive Advertising Bureau(IAB)は米国時間2009年5月18日,ソーシャル・メディア広告のベスト・プラクティスをまとめた「Social Advertising Best Practices」を公開した。

 このドキュメントは,ソーシャル広告における重要な要素を定義し,消費者のコントロールとプライバシ保護についてベスト・プラクティスを示すことを目的とするもの。パブリッシャ,代理店,マーケティング担当者などに,ソーシャル広告キャンペーンを成功させるためのアドバイスを提供する。

 具体的には,ソーシャル広告に関する重要な用語と定義,ソーシャル広告とほかのオンライン広告との違いの説明のほか,広告のサンプル,消費者のオプトインとオプトアウト手続きに関するアドバイス,データの収集や公開,個人情報の使用といったプライバシのガイドラインなどが盛り込まれている。

 ちなみに,IABが引用した米Nielsenの2009年3月発表の調査結果によれば,ソーシャル・メディアは,電子メールを抜いて,インターネット上で最も人気のある活動になっているという。

 ソーシャル広告のガイドラインは,IABのWebサイトからダウンロードできる。

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