米Microsoftは米国時間2009年5月18日,次期アプリケーション開発プラットフォーム「Visual Studio 2010」および次期アプリケーション・プラットフォーム「.NET Framework 4.0」について,MSDN会員向けにベータ1の提供を開始した。一般公開は5月20日より行う予定。

 Visual Studio 2010ベータ1は,「Professional」「Suite」「Team Foundation Server」の3エディションを用意する。

 Visual Studio 2010は,Windows向け統合開発環境(IDE)の次期バージョンである。同社は開発ポイントとして,(1)次世代プラットフォームのリリース・タイミングとの同期,(2)喜びをもたらす開発作業,(3)部門向けアプリケーションの進化,(4)クラウド・コンピューティングなどの新技術対応,(5)容易なアプリケーション・ライフサイクル管理(ALM)という5項目を挙げている。ユーザー・インタフェース(UI)も一新する(関連記事:Microsoft,「Visual Studio 2010」はアプリ・ライフサイクル管理を強化Microsoft,Visual Studio 2010の新UIを披露)。

 .NET Framework 4.0は,一貫したプログラミング・モデルの提供を目的とするアプリケーション・プラットフォーム.NET Frameworkの次期バージョン。中核である共通言語ランタイム(CLR)のバージョンを4.0に上げ,フレームワークの各種ライブラリを抜本的に作り直す(関連記事:.NET Framework 4.0でも互換性を最大限追求)。

[Microsoft公式ブログへの投稿記事(その1)]
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