気象庁は2009年5月15日、気象警報や災害情報の電文フォーマットとしてXML形式を採用すると発表した。同庁はXMLコンソーシアムと協力して「気象庁防災情報XMLフォーマット」(Ver.1.0)を策定した。2010年度から今回策定した電文形式で気象警報や災害情報を配信する予定だ。

 同庁はこれまで、情報配信に独自の電文形式を採用していた。また、気象や地震、津波、火山など現象ごとに異なるフォーマットを採用していた。今回策定したフォーマットは標準的なXML形式であるうえ、すべての情報で統一したフォーマットにしている。防災機関や報道機関、民間事業者に使いやすい形式にすることで、情報利活用の推進を狙う。