リコーは5月12日、「リコーITソリューションズ」を2009年7月1日付で設立すると発表した。リコーグループの国内販売関連会社のSEを集約し、ドキュメントを中心としたトータルなシステムインテグレーション(SI)サービスを提供していく。

 新会社はリコーソフトウエアが母体。加えて、販売会社であるリコー北海道やリコー販売、リコー関西のほか、リコーテクノシステムズやリコー販売事業本部のSEが中心になる。従業員数は約1500人。

 各社のシステム開発やSIの技術・ノウハウを結集するほか、リコーソフトウエアでのリコー製品向けの組み込みソフト開発やパッケージ開発、リコーの社内情報システムの開発などとの融合を狙う。新会社を発足させることで、デジタル複合機やプリンターなどの機器から、ITインフラやアプリケーションまでをカバーするSIサービスをワンストップで打ち出せるようにする。