写真●日立システムアンドサービス プロダクトソリューション本部 ドキュメントソリューション部長の三原丈英氏
写真●日立システムアンドサービス プロダクトソリューション本部 ドキュメントソリューション部長の三原丈英氏
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 日立システムアンドサービスは2009年5月12日,Web型の文書管理ソフト「ラビニティOne」を発表した。リッチ・クライアント技術Adobe Flashを採用し,Webブラウザ上での操作性を高めたのが特徴。「文書管理パッケージ製品にリッチ・クライアント技術を採用するのは国内初」(プロダクトソリューション本部 ドキュメントソリューション部長の三原丈英氏,写真)という。5月13日から販売する。

 ラビニティOneは,ドラッグ&ドロップによる文書の移動,フォルダのツリー表示,タブ・メニューなど,Webブラウザ上でデスクトップ・アプリケーションのように操作できる。「ラビニティ」シリーズの既存製品の機能に,共有ファイル・サーバー上においてチームで文書を作成できる「ワークスペース機能」や,複数の文書を一度に参照・印刷できる「クリップ機能」,サーバーから文書ファイルを直接起動して編集できる「直接編集機能」などを追加した。

 文書参照にはPDFを全面採用した。Microsoft Office(Word/Excel/PowerPoint)で作成したファイルやテキスト・ファイルも,自動生成されたPDFで参照できる。

 登録可能文書数に応じて3モデルを用意する。3モデルとも,データベース「Oracle Database Standard Edition One」をバンドルした仕様(DB同梱版)を提供する。価格(税別)は,登録可能文書数100万個(登録ユーザー数の目安500人)の「ラビニティ One Express」が150万円(DB同梱版は180万円),登録可能文書数300万個(登録ユーザー数の目安1000人)の「ラビニティ One Standard」が350万円(DB同梱版は380万円),登録文書数無制限の「ラビニティ One Enterprise」が950万円(DB同梱版980万円)。

■変更履歴
公開時の製品名が間違っていました。正しくは「ラビニティOne」です。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2009/05/13 13:00]