NECは5月11日,UQコミュニケーションズのモバイルWiMAXを使ったデータ通信サービス「UQ WiMAX」において,基地局装置の提供ベンダーに選定されたと発表した。今回選定された基地局装置は「PasoWings BS202」である。

 NECは,PasoWings BS202が(1)米ArrayCommのマルチアンテナ信号処理ソフトウエアを採用し,WiMAX用の基地局装置としては世界で初めて,基地局と端末間の電波干渉を低減するUL-BF技術を搭載したこと,(2)WiMAX Forumが定める国際標準に準拠したインタフェースを実装していること,(3)重さ約25キログラム,容積約25リットルとコンパクトなサイズであること,などが評価され,選定に至ったとしている。

 UQコミュニケーションズは「以前から他社の基地局を利用していたが,今回新たにNECを選定したのは,機器調達先を複数にするマルチベンダー化の一環である」としている。

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