NECは2009年5月11日、資産管理ソフトの新版を発表した。サーバーやパソコンの管理台数を最大20万台に増やした。同社のセキュリティ対策ソフトと管理機能を統合することで、サーバーやクライアント管理を効率化する仕組みも提供する。5月29日に出荷を開始する。数千台以上の大規模システムを中心に、今後3年間で100システムの販売を目指す。

 「WebSAM AssetSuite」の新版でバージョンは「3」となる。従来版は管理可能なサーバーやパソコンの台数が最大4万台だった。新版の登場により、グループ企業も含めた全社的な資産管理が可能になるとする。価格は管理対象500台の場合で207万円(税別、以下同)となる。

 連携できるセキュリティ対策ソフトはNECの「InfoCage セキュリティリスク管理」。企業内のパソコンやサーバーのセキュリティのレベルを可視化するツールである。資産管理ソフトと統合管理することで、一つの管理画面でソフトのライセンス情報とセキュリティパッチ状況を確認できるようにした。WebSAM AssetSuiteとInfoCage セキュリティリスク管理のセット商品は、管理対象500台の場合で366万8000円。