米Warner Music Group(WMG)は,2009会計年度第2四半期(2009年1~3月)の決算を米国時間2009年5月7日に発表した。オンライン音楽サービス「Lala」とソーシャル・ネットワーキング・サービス「imeem」の投資評価損が響き,赤字幅が拡大した。

 売上高は6億6800万ドルで,前年同期の8億ドルと比べ16.5%減少した。継続事業による純損失は6800万ドル(希薄化後の1株当たり損失は0.45ドル)で,前年同期の3400万ドル(同0.23ドル)から倍増した。当期の数値には,Lalaとimeemに関する投資の減損など3300万ドル(1株当たり0.22ドル)が含まれる。

 米国内の売上高は前年同期比9.7%減少し,米国外の売上高は同22.4%落ち込んだ。欧州では成長したものの,日本と中南米の不振によって相殺された。

 デジタル関連の売上高は1億7300万ドル(売上高全体の25.9%)で,前年同期と比べ5.5%成長した。

 部門別に売上高を見ると,レコード音楽部門は前年同期比17.6%減の5億3700万ドルで,うち30.9%をデジタル音楽が占めた。音楽出版部門は同12.9%減の1億3500万ドルで,デジタル関連が占める割合は5.2%だった。

[発表資料へ]