ブロードバンドタワー(BBT)は2009年5月7日、IPv6に対応したデータセンター環境の試験サービスを発表した。同社のデータセンターにサーバーをハウジングする利用者を対象に、IPv6準拠のグローバルアドレスを割り当てる。7月から試験サービスを開始する。試験期間は約半年。期間中のサービス料金は無料だ。

 主な利用者として、コンテンツ事業者などインターネット上でサービスを提供する企業を想定する。こうした企業に対して低コストのIPv6実験環境を提供し、将来のビジネスにつなげるのが試験サービスの狙いだ。試験期間中のサービス料金を無料にすることで、将来的なハウジング契約、インターネット接続契約に結びつけたい考え。本サービスの料金は未定とする。

 BBTはホスティングサービスも提供しているが、当面はホスティングの利用者にはIPv6接続サービスを提供しない。