米Diggは米国時間2009年5月6日,同社が運営するソーシャル・ニュース・サイト「Digg」において,大手ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「Facebook」のデータ・ポータビリティ技術「Facebook Connect」を利用できるようになったと発表した。

 Facebook Connectは,Facebookのアカウント情報,友人,プライバシ設定などをサードパーティのWebサイト,デスクトップ・アプリケーション,デバイスで利用できるようにする技術。Facebookユーザーは,同日よりFacebookのアカウントを使ってDiggにログインして,記事に投票したりコメントを書いたりできるようになった。

 すでにDiggにアカウントを持っている場合には,両アカウントを連携させることで,クロスポストが可能となるほか,Diggにおける行動をFacebookで共有できるようになる。また,Facebook Connectの設定ページを通じて,Facebookの友人の行動を自動的に追跡するように設定したり,Diggに招待することもできる。

 Diggは,プライバシ保護を目的として,ユーザーがコメントを付けたり投稿するたびに,この情報をFacebookの友人と共有するかどうかを尋ねるダイアログ・ウインドウを表示する。現在,行動に関する情報の共有は自動的に行われないが,今後はこのダイアログ・ウインドウが表示されなくなり,Digg上のすべての行動を共有できるようにするオプションが提供されるという。

 ユーザーの詳細およびプライバシ設定は,プロフィールの設定ページから管理できる。Facebook Connectを無効にした場合には,Diggサイトからすべての個人情報が削除される。

発表資料へ