キヤノンITソリューションズ(キヤノンIT)は2009年5月7日、ASP方式でスパムメールを検索するサービスの新版を発表した。スパムメールの検索精度が向上したことが特徴。5月11日から提供を始める。

 サービスの名称は「アンチスパム ASP サービス」。スパムメール対策用のアプライアンス製品「SecureSoft SpamHunter」を使って、サービスを提供する。同製品は3種類のスパムデータベースでコンテンツ内を細部まで検査する。これにより、今までのサービスよりスパムメール検索の精度が向上したとする。システムを設置しているデータセンターの設備を増強したことで可用性も向上したという。

 検知したスパムメールの件名にタグを付与してそのまま利用企業に送信する「SILVERサービス」、検知したスパムメールをキヤノンITのデータセンターで保存する「GOLDサービス」、GOLDサービスを複数ドメインで利用するための「PLATINUMサービス」の3サービスを提供する。GOLDサービスとPLATINUMサービスは最大14日間、メールを保存する。

 料金はSILVERサービスの場合で初期費用が3万円、1アカウントの月額費用が150円。最低契約アカウント数は50アカウント、最低利用期間が1年となる。GOLDサービスは初期費用が5万円、1アカウントの月額費用が200円で、最低契約アカウント数が100アカウント、最低利用期間が1年。PLATINUMサービスは個別見積りで、最低契約アカウント数が150アカウント、最低利用期間が2年としている。旧サービスを利用している場合、新サービスへのアップデートは無料という。

 キヤノンITはサービス開始に伴い、09年9月30日までの期間限定で初期費用を無料にするキャンペーンを始める。