富士通は2009年4月30日、2009年3月期の通期業績を発表した。純損益は1123億円の赤字となった(前年同期は481億円の黒字)。LSI事業の減損処理で499億円、HDD事業の譲渡で370億円など全体で1283億円の特別損失を計上したのが響いた。2月17日に発表した前回見通しでは純損益は500億円の赤字だった。同社は東京・汐留の本社ビルで午後4時過ぎから野副州旦社長自らが出席し、今回の業績と今後の事業戦略について説明する。

 売上高は前年同期比12%減の4兆6929億円、営業利益は同66.5%減の687億円、経常利益は同90.8%減の150億円だった。