写真●MARプログラムでライセンスの再提供を受けた中古PCには,2枚のCOAラベルが添付される
写真●MARプログラムでライセンスの再提供を受けた中古PCには,2枚のCOAラベルが添付される
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 マイクロソフトは2009年4月24日,中古PCを販売するPC再生事業者に正規のWindows OSライセンスを提供する「Microsoft Authorized Refurbisher(MAR)プログラム」を開始した。初期出荷時に正規のWindows OSがインストールされていた中古PC向けに、「非常に安価に」(コマーシャルWindows本部の中川哲本部長),ライセンスを再提供する。OSを含む内部データを消去した中古PCを購入したユーザーが,別途OSを購入する際に,非正規品や偽装品を購入してしまう危険性を回避することを目的とする。

 展開中の不正ソフトウエア防止対策の一環と位置付ける。対象となる中古PCは,MARプログラムに参加するPC再生事業者の手でデータの完全消去,動作検証,故障修理が行われたもの。加えて初期出荷時に正規のWindows OSがインストールされていたことを示す「Certificate of Authority(COA)ラベル」が貼られていることが条件だ。OSはWindows XP Professional Edition/Home Editionを対象とする。

 MARプログラムで再度Windows OSのライセンスの提供を受けた中古PCには,初期出荷時のCOAラベルと並んで,MARプログラムのCOAラベルが添付される(写真)。

 MARプログラム参加企業は,アンカーネットワークスサービス,川上キカイ,ソフマップ,ティーズフューチャー,デジタルリユース,東電環境エンジニアリング,パシフィックネット,ブロードリンク,ヤマダ電機の9社。

■変更履歴
本文中でHome EditionのところをHomo Editionとしていました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2009/04/27 12:15]