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 東京都調布市は、請求書・納付書に印刷されたバーコードをカメラ付き携帯電話で読み取り、モバイルバンキングで支払う仕組みを導入する(写真は利用イメージ)。2009年5月から軽自動車税の納付に利用できるようになる。NTTデータの携帯電話バーコード決済サービス「モバイルレジ」を利用する。モバイルレジを自治体が利用するのは調布市が初めて。NTTデータが2009年4月24日に発表した。

 調布市は納税者の利便性が向上することと、システム改修の必要がないことからモバイルレジの導入を決めた。同市は以前からNTTデータの「コンビニ収納代行サービス」を導入しており、コンビニエンスストアで納税できるようにしていた。コンビニ収納代行サービスは金融機関とサービス利用機関の情報・資金のやり取りをNTTデータが代行する。モバイルレジは同じ仕組みをそのまま使うことから、システムを改修せずに済んだ。

 調布市は今後、軽自動車税以外の税の納付についてもモバイルレジを利用するか検討するという。調布市のモバイルレジを使った軽自動車税納付に対応している金融機関はみずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、イーバンク銀行。