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日経コンピュータ

企業のサプライチェーンに5つの課題、IBCSが調査

2009/04/24
福田 崇男=日経コンピュータ

 IBMビジネスコンサルティング サービス(IBCS)は2009年4月24日、北米、欧州、アジア太平洋地域25カ国の393社を対象に実施した、サプライチェーン管理者へのアンケート調査結果を公表した。課題として「顧客との親密性」「リスク管理」「サプライチェーンの可視化」「コスト抑制」「グローバル化」の五つを挙げる企業が多いことがわかった。

 それを受けてIBCSは企業が今後取り組むべき取り組みを提言した。「販促情報や案件情報をサプライチェーン全体に行き渡らせること」「グローバル規模で社内外のサプライチェーン情報を可視化すること」「サプライチェーン管理のKPI(業績評価指標)をビジネスパフォーマンス情報と連結させ、アクションを迅速化すること」――である。。

 日本企業は、他国の企業とは異なる傾向を示していることもわかった。回答した日本企業27社は「顧客との親密性」と「リスク管理」を他国の企業より大きな課題としてとらえる傾向があった。

 これら二つの課題について、サプライチェーンへの取り組みが進んでいるグローバル企業17社を抽出し日本企業と比較した。「顧客との親密性」については、「社外顧客と共同で需要計画を作成している」との回答がグローバル企業が63%だったのに対し、日本企業は23%と3割にも満たなかった。

 「リスク管理」では、「企業内外でのリアルタイムの情報透明性」に取り組んでいる割合はグローバル企業も日本企業も77%と、同程度だった。しかし「イベント管理およびアラート通知」では取り組み状況が遅れている。グローバル企業の82%が取り組んでいるのに対し、日本企業は58%にとどまった。

 IBCS サービス ライン リーダーの前平克人氏は、「日本企業はサプライチェーンに関する情報は得ていても、それが具体的なアクションに結びついていないようだ」と分析する。

 調査は2008年5月から8月にかけて実施。IBCSのコンサルタントが直接企業を訪問し、面談形式で回答を聞いた。調査結果は「IBM Global Chief Supply Chain Officer Study 2009」との文書名で日本IBMのWebサイトからダウンロードできる。

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