AtermWR8150N
AtermWR8150N
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 NECとNECアクセステクニカは2009年4月23日,消費電力に配慮した無線LANルータ2機種を発表した。本体のボタンを押すと低消費電力モードに切り替わり,待機時の消費電力が最大3割減る。同日販売を開始した。5月中旬から出荷する。販売目標台数は,2機種合計で2万台/月。

 パソコンなどの通信機器を接続していないときは,ボタン1つで低消費電力モードに切り替わる。このモードでは無線LANを停止し,電源ランプ以外のLEDランプを消灯する。これにより消費電力を上位機「AtermWR8150N」(写真)で最大31%(4ポート接続時),下位機「WR4100N」で最大27%(3ポート接続時)削減できる。

 自動的に省電力モードに切り替わる時間帯を設定することもできる。Web設定画面から指定する。夜間は自動的に省電力モードに切り替わる,といった運用が可能になる。

 主な仕様は以下の通り。AtermWR8150Nは,IEEE802.11n/b/g。300Mビット/秒。弁当箱大(35×128×160mm)で,インタフェースはWANが100BASE-TX×1,LANが100BASE-TX×4。一方,AtermWR4100Nは,IEEE802.11n技術(1ストリーム)およびIEEE802.11b/g。150Mビット/秒。手のひら大(27×85×110mm)で,インタフェースはWANが100BASE-TX×1,LANが100BASE-TX×3。価格はいずれもオープン。

■変更履歴
最終段落で下位製品の名称を「WR8150N」としていましたが,正しくは「WR4100N」です。また,WR4100Nのスペック表記の「802.11n」は,現状のIEEE 802.11n Draft 2.0の高速化技術をフルスペックで備えるような誤解を与えるので,「802.11n技術(1ストリーム)」としました。本文は修正済みです。[2009/05/01 12:55]