ソフトバンクモバイルは2009年4月23日,4月19日に発生していた携帯電話のパケット通信サービスが利用できなくなる不具合について,ネットワーク設備の不具合が原因だったと発表した。

 データ通信を中継する装置に異常が発生し,その装置に接続された複数のサーバーに影響が及んだという。不具合が発生した中継装置は切り離し,バックアップ用の装置に切り替えたところ,現在は問題なくサービスが運営できているという。中継装置に異常が起きた詳細な原因については,引き続き調査を進めているという。

 今回の通信障害では,4月19日の9時9分から15時58分まで,一部のユーザーの端末でメールを含むパケット通信サービスが使えないか,接続しづらい状態になっていた。第3世代(3G)携帯電話サービスを利用している最大約1576万のユーザーに影響が出た可能性があるという。不具合が発生した地域は,北海道・東北・関東・甲信越・東海地域。それ以外の,北陸・関西・中国・四国・九州・沖縄)でも一部でメール受信が遅延する状態になっていたという。