英BBCは2009年4月20日(現地時間),見逃し視聴サービス「iPlayer」の画質を向上させ,放送番組に近づけたと発表した。また,一部の番組ではHDTV配信も開始した。

 iPlayerで提供するすべての番組について,放送番組の画質に近いSDTVストリームの提供を開始した。また,HDTVチャンネル「BBC HD channel」で放送した一部の番組について,iPlayerでもHDTV配信を行う。

 また,新しい機能として利用者の回線速度を自動検出し,視聴に最適な配信速度でコンテンツを配信するしくみ「adaptive bitrate technology」の導入や,通信速度診断ページの提供も開始する。また,番組をダウンロードして視聴するための専用プレーヤーソフト「BBC iPlayer Desktop」も刷新した。新バージョンのBBC iPlayer Desktopは米Adobe SystemsのRIA(Rich Internet Application)技術「AIR」を用いて開発したアプリケーションとなり,WindowsやMac OS,Linuxで動作する。

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