写真●日本カード情報セキュリティ協議会第1回総会の様子
写真●日本カード情報セキュリティ協議会第1回総会の様子
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 NTTデータ・セキュリティ、日本オフィス・システム(NOS)など国内31社は2009年4月21日、クレジットカード情報に関するセキュリティ対策を推進する団体「日本カード情報セキュリティ協議会(JCDSC)」を設立し、活動を開始した(写真)。カード情報を扱う企業向けセキュリティ基準「PCI DSS」の普及・啓蒙活動などに取り組む。

 同日開催された第1回総会で、NTTデータ・セキュリティとNOSが事務局に、BSIマネジメントシステムジャパン、日本IBM、三和コムテック、ウィプロ・リミテッドが運営委員に選出された。ジェーシービー(JCB)、マスターカード・ワールドワイド、ビザ・ワールドワイド、アメリカン・エキスプレス・インターナショナルもオブザーバーとして参加した。

 これに先駆けて、一部の会員企業が「QSA作業部会」を開いた。企業をPCI DSSの基準に基づいて監査する認定セキュリティ機関(QSA)による、基準の解釈や審査技術の向上などについて議論したという。