富士通は2009年4月21日、プロセス産業向けの原価損益管理ソフトを発表した。販売や会計などの基幹系システムから収集したデータを基に、原価損益をシミュレーションするために使う。価格は個別見積もり。

 原価損益管理ソフト「GLOVIA/Process C1 V4 損益計算オプション」の販売を本日から始めた。プロセス産業向けERP(基幹業務システム)パッケージ「GLOVIA/Process C1」のオプション製品の位置づけで、同ERPの原価管理機能との連携を想定している。

 原材料価格の変動や売価・生産販売量の調整を加味して将来の原価損益をシミュレーションする機能がある。入力テンプレートを活用することで、実績データの抽出などが効率的にできるという。売り上げの情報を基に、部門別や取引先別、製品別などの損益も算出可能。