日本ユニシスは2009年4月17日、大分銀行と共同で開発したデータウエアハウス(DWH)が大分銀で稼働を始めたと発表した。新DWHでは、複数のシステムに分散していた顧客情報を名寄せ・集約した。行内のパソコンから顧客の属性や取引情報を一括して照会可能にするなど、作業負荷の軽減を図った。

 DWHに採用したサーバーは米ユニシスの「ES7000」、OSはマイクロソフトの「Windows Server」、データベースソフトは同「SQL Server」。日本ユニシスがシステム基盤を、大分銀が業務アプリケーションを開発した。08年2月に要件定義を始め、約13カ月かけて開発した。大分銀は、勘定系も日本ユニシス製のシステムを利用している。

 日本ユニシスは、「今回のシステム構築で培ったノウハウを、その他の金融機関のシステム構築にも生かす」としている。