図●東京メトロと日立製作所の実証実験で利用するデジタルサイネージ端末
図●東京メトロと日立製作所の実証実験で利用するデジタルサイネージ端末
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 東京メトロと日立製作所は2009年4月17日,東京メトロ銀座駅でデジタルサイネージを使った実証実験を開始すると発表した。タッチパネル式のデジタルサイネージ端末を設置し,駅周辺の案内サービスを提供する。実験は4月20日から6月30日まで実施する。

 実験で利用するデジタルサイネージ端末は日立製作所製で,縦型と横型の2種類を利用する()。ユーザーはディスプレイにタッチして操作することで,欲しい情報にアクセスできる。具体的には,駅周辺の地上地図や地下通路を地図,地上の目的地までのルート,選択頻度の高い施設の情報,周辺施設の情報などを閲覧できる。携帯電話をデジタルサイネージ端末にかざして,携帯電話機で地図情報を閲覧することも可能である。

 東京メトロと日立製作所は実証実験を通じて,デジタルサイネージのような電子的な情報提供システムへの受容性や利用者ニーズなどの調査を行うとしている。